逆流性食道炎の原因

私が思う逆流性食道炎の原因としてはまず、食生活と生活スタイル。そして腹部の圧迫にあると考えます。たとえば

・ズボンのベルトはその締め方で適切でしょうか?きつくないですか? ・特にデスクワークの方は座った時にお腹が苦しかったりしませんか? ・また普段から空腹時に強いお酒を飲んでいませんか? ・でんぷん質の多い食事をしていませんか? ・食事はゆっくりとよく噛んで食べていますか? ・カレーやラーメンを飲んでいませんか?

以前テレビ番組で「カレーは飲み物」と言ったタレントがいましたが、確かにカレーは流動食のように思えますが、カレーは刺激物。刺激物は胃に入るとたくさんの胃酸分泌に繋がります。

またカレーの中に入っているジャガイモだってよく噛んでたべないと胸焼けの原因になります。

逆流性食道炎は一日中不快な胸焼けに苛まれ、それこそ水を飲んでも胸焼けがするくらい辛く、やがて薬も効かなくなってくると思います。薬はあくまで症状に蓋をするだけですし、根本的な改善にはつながりません。

私は病院に行かずに症状を改善させることに成功しましたが、逆流性食道炎は放置しておくと食道がんで手遅れになる可能性もある恐ろしい病気です。まだ初期症状であるならば食生活の改善や生活スタイルの見直しで

十分改善できる可能性があると思います

辛い胸焼けで苦しんでいるのであれば私の経験が参考になるかどうかわかりませんが、ご自身の食生活や生活スタイルを一度精査してみてください。

意外な発見があると思いますし、どれだけ胃に負担をかけた食生活をしてきたのかがわかると思います。胃は物を言いません。

言わないからこそ常に気にしてあげること、労わってあげることが最悪の食道がんリスク回避につながると私は思うのです。

また肥満体系以外だと日常的な喫煙習慣やストレス、飲酒などが原因として挙げられます。

確かに逆流性食道炎になる人には一定の傾向があり、肥満体系の人が多いのですが、痩せてる人でもこの病気になる人はおり、そういった人たちの生活スタイルを見ていくと、これら「飲酒」「喫煙習慣」「ストレス」が挙げられけして肥満特有の病気ではないことがわかります

たとばウエストを強く締め付けた服装で何も食べていない状況下でお酒を飲んだとしましょう。

お酒は胃を温め、食欲を増進させる効果があります。食欲を増進させるという事はそれだけたくさんの胃酸が分泌されるということ。

しかし本来食べた物を消化していかなくてはならない胃酸が、空腹時に必要以上に出すぎてしまえばどうなるか?胃酸は鉄をも溶かすほど強い酸ですので胃そのものを傷つけてしまいますし、出すぎた胃酸

腹部の圧迫により逆流し食道をも傷つけてしまうのです

逆流性食道炎の症状の特徴の中に、咽るような咳やげっぷが出るのはその為で、もしこういった症状が出たときはできるだけズボンのベルトを緩める。またはズボンのベルトの位置をできるだけ下腹部へずらすといった対策が必要です。

ズボンのベルトを緩めたり、ベルト位置を下へずらすというのは確かに見た目はみっともないですが、こうすることで症状は幾分改善されるはずです。

見た目を取るか、症状の緩和を取るか。もし逆流性食道炎の症状が出ている人ならおそらく後者を選択すると思います。

さらに原因としては喫煙習慣やストレスがあります。タバコというのは「百害あって一利なし」とはよく言ったもので、タバコの害はこの逆流性食道炎にも通じるものがあり、タバコを吸うとその煙は食道を通り、肺や胃に流れ胃酸の分泌を活発にします。

またストレスも同様に人は強いストレスを感じると胃酸の分泌が加速的に増え、空腹時は胃を痛め、胃潰瘍などの原因となります。

この胃酸が過剰に分泌され、さらに強い腹圧により逆流すると逆流性食道炎となるため、この病気は必ずしも肥満体系特有の病気ではないといえます。

このように逆流性食道炎とは胃酸を必要以上に出さない事。また腹部に圧力をかけない服装にすることでかなり改善されるはずです。

では胃酸を必要以上に出さない方法とはどのような方法があるでしょうか。まず

最も大事なのが食事です

食事内容もそうですが食事の仕方に気を配る事。お肉を食べるとそれを消化する為胃酸が野菜などに比べたくさん出ます。

またお肉はどうしても固い肉より柔らかい肉の方が一般的に好まれる為、余計噛まずに「肉を飲む」食べ方になってしまいます。

本来食べた物は口の中でよく噛まれペースト状態になって胃に流れて行き、適切な胃酸の量でゆっくりと消化されていくはずなのにもかかわらず、あまり噛まれることがなかったために、一部が固形状態となったお肉が胃に送られることで、胃はその固形状態のお肉を消化するため、

必要以上の胃酸を分泌し消化しようとします

従って「噛まずに飲むような食べ方」をしているのであればそこは是非改善して頂き、最低でも一口30回は噛むようにしましょう

逆流性食道炎の症状は食べ物や飲み物が起因

逆流性食道炎という症状は特徴として、肥満体系の人、早食いの人や大酒飲みの人がなりやすい症状で、逆にこの条件に該当しない人は逆流性食道炎になりにくいと言われています。

胃というのは食べ物が胃の中に入ってきた時、しっかり消化するために胃酸を出しますが、食べ物が歯でしっかりと噛み砕かれていない状態で、胃の中に入って来るとそれを胃の中で噛み砕かれた状態にしなくてはならない為、ただでさえ異常に強い胃酸を大量に分泌します。

そして胃酸まみれになった食べ物はゆっくりと時間をかけて胃の中でペースト状にされていくのです。しかし問題は慢性的に胃酸が大量に出ている状態が続いていると、その胃酸はちょっとしたきっかけで逆流します

通常は

下部食道括約筋

と呼ばれる胃の入り口のふたが閉まっている状態のはずなのに、これが何かの拍子で緩くなってしまう、または常時緩んでいる人が肥満体系の方。

肥満体系の方はこの下部食道括約筋という部分が細身の人に比べ、緩みやすい特徴があり逆流性食道炎になりやすい体質です。

そして食べ方以外にも食べるものにも原因があります。例えば焼肉のお肉をまるでビールで流し込むように食べる人がいますが、もし仮にビールで流し込むようにお肉を胃の中に送り込んだらどうなるでしょう?

お肉は脂肪とタンパク質の塊で消化するのに非常に長い時間を要します

だからこそ、しっかりと歯で噛み砕いてから飲み込まないといけないはずなのに、それを「肉がやわらかい」という理由で、噛まずに飲み込んでしまうと、胃の中ではお肉を消化する為に

大量の胃酸を分泌します

また焼肉で食べるお肉は脂肪分の多いお肉の為、魚や野菜に比べ消化するのに時間がかかります

また一緒に飲むビールのアルコールの影響で、胃酸は必要以上に分泌され、その結果胃酸にまみれた肉が、ズボンのベルトなどの腹圧によって胃の上部の弁を突き破り逆流し、食道に流れ込んでくるのです。

このように逆流性食道炎の症状が食べ物や食べ方に起因すことが多く、食事の内容や食事の仕方をちょっと変えてみたり、工夫してみる事によってずいぶん症状は緩和されます。

例えば食事内容をお肉中心の食事から野菜中心、しかも温野菜中心の食事に切り替えてみるなどの工夫が必要。そしてよく噛み時間をかけて食事をすることです。

また食事をしている時の姿勢も背筋を伸ばし、背中が丸くならないようにするようにします。これによって腹圧を軽減し食道内に流れる胃酸の逆流を抑止します。

要は暴飲暴食をしないことで出過ぎる胃酸をコントロールするのです。これによって薬に頼らない治療が可能となります

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