苦痛の日々が始まった

その日を境に寝ても覚めてもずっと胸焼けが続き、それは憂鬱以外の何物でもありませんでした。例えば朝起きてコーヒーを飲んでも、外で仕事をしていても、挙句水を飲んでも喉を焼かれるような胸焼けは一向に収まらず。

咽るような咳はだんだんエスカレートし、ついにこの猛烈な胸焼けの原因がこの「お腹に巻く痩身器具なのではないか」と思い一時的にこの痩身器具を外す生活を始めます。

しかし外してみたものの、胸焼けは一向に収まらず。寝てる時も明らかに胃酸が喉のあたりまで上がってきて、焼いている感覚を感じます。

仰向けで寝ていれば胃酸が上がって喉を焼かれ、横向きに寝れば今度は胃酸が出てきそうになる。

正直、私は薬が嫌いなのですがこの時ばかりは胃薬に頼らざるを得ず、家にあった胃薬を服用し始めます。しかし私は

この胃薬のセレクトで致命的なミスを犯してしまったのです

胃薬選択ミスと薬剤師の言葉を無視してしまった

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、胃薬には2種類あり、一つは「胃酸を分泌させ消化を促進させるもの」もう一つは「胃酸の分泌を抑えるもの」と2種類あります。

こういった知識が当時なかった私は「胃酸の分泌を促進させる方」の胃薬を飲んでいたのです。

その為、いつまでたってもこの謎の胸焼け症状が改善されることはなく、それに気づくまでのだいたい2週間近く、この胸焼けに悩まされることになります。この重大なミスに気付いたのは胃薬が切れた時。

近所の薬局へ買いに行った際、薬剤師の方に症状を説明したら、「逆流性食道炎の疑いがあるから、市販の薬ではなく医者へ行った方が良い」と言われたこと。

それからこの「胃薬には2種類あり私の場合は胃酸を抑えるタイプを服用しなくてはならない」ということでこの時は薬を売ってもらえず。

しかし、これも私の我儘なのですが、私は大の医者嫌いでして薬剤師から指摘受けた事を素直に聞かずにそのまま別の薬局へ行き、「胃酸を抑えるタイプ」の胃薬を買うのでした。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です